性加害疑惑の松本人志、止まらない悪手の連鎖。たけしとの人間力の差、助けない浜田。

テレビ

初手から間違えた松本人志

松本人志に文春から性加害報道が出た。

本人は当初「やる気が出て来た」というツイートをしただけで、訴える訳でも謝罪するわけでもなかった。

これは、大分初手を間違えてしまったと思う。

いや、初手から今もずっと間違え続けている。

事実無根なら即日「名誉毀損で訴えた」と発表するか、事実無根であろうがなかろうが、年末の生のワイドナショーや記者会見に出て、何も原稿など用意せずに思っていることを隠さずに言うべきだった

文春に電話して、被害者と繋いでもらい謝りに行って、その途中経過を報告していくとか、やれることはいくらでもあった。

しかし、今思えばたった一件のみではなく、無数に同じ様なケースがあったとすると、そんな簡単には解決しないと引いてしまったのかもしれない。

事実と認めたら、彼が関わる正月番組などは全てお蔵入りになっただろうが、最近は大した番組をやってる訳じゃないから視聴者は困らないし、モヤモヤしたままいるよりマシだったろう。

TV局、スポンサーへの違約金なんて、彼ならポケットマネーからいくらでも払えるし、大分稼いでテレビにも大きく貢献してきたんだから、最悪引退したって良いし、仕事がなくなるとか、他の出演者や制作陣に迷惑がかかるなんて考えてもしょうがない。

クレイジージャーニーだけは見たいから、VTRだけ流して欲しい。

ダウンタウンDXは、良いころの松本の片鱗が見れるから、ちょっと惜しい気がするけど、固執するほど見たいわけではないから、別に構わない。

娘に働いてる姿を見せたいからテレビに出たいなどと以前から言っていたが、今このときこそ父の逃げない姿を見せるチャンスだったと思うが、自ら台無しにしてしまった。

とにかく表に出るべきで、今からでも遅くない。この状況は松本人志らしくないし、そもそも以前と変わってしまってパワーが落ちていた彼が、今後松本人志として生きていくために必要な試験というか、最後の砦を自ら放棄してしまったとすら思う。

まだ遅くないが、沈黙を続けたまま、とても取り返す気があるようには見えない。

他人のことはボロクソに言うくせに、やはり自分のこととなるとみんな弱まってしまうのか、三浦瑠麗しかり。

いや、弱まるのは良いとして、松本はそれをさらけだし、面白さに変えられる可能性がある人間だった。

強く言っていたことを180度変えてしまう、手のひらを返したセコい面白さのようなものが昔の松本にはあったが、今はそうなっていないし、そもそも表に出ないからそうなる可能性もない。

本当に酷い暴行をしていて面白く出来ないならしょうがないが、というか面白くしては絶対にいけないが、せめて逃げずに強い姿勢で謝罪することは出来るだろう。

今は面白くも強くもない。

文春砲が来たら全部認めると言っていたのに、しょうもないなぁと感じさせるだけだ。

金髪やマッチョになったり、切り取り記事が出るのが嫌でワイドナショーをやめたり、突き刺すような強い言動や姿勢が以前より少なくなっている彼は、もう昔の彼ではないことは分かっていたが、いかに自分を客観的に見ることが難しいのか、ということを今回改めてまざまざと見せつけられた。

一般人であれば、弁護士をどうやって選ぶんだ、というところから始まって、どうしても後手後手になるのは分かるが、彼が一声かければすぐに弁護士などは手配できるだろう。

どうしても、「俺悪いことしてないよな」と周りと確認して時間がかかっているんだろう、と思ってしまった。

小沢もしかり、メディアに出ても弱々しく「言えないんです」ってブルーハーツを好きな人間のすることか?ロックじゃない、なぜさらけ出さない?と思ってしまうが、それとこれとは別なんだろう。

ブルーハーツはそもそもそんなことしないし、小沢をテレビで見る時にロック感を求めて見ていたわけではないから、それを引き合いに言うのは筋違いかもしれないが。

たけしみたいには出来ないなら、浜田と一緒に会見すれば良い

というか、弁護士や裁判うんぬん抜きにして、表に出てこないのはシンプルに松本人志のキャラクターに合っていない。

たけしが問題を起こすたびに堂々とマスコミの前に出て、全てさらでアドリブで真っ向から向かっていく、その逃げなさに比べたら、人間力は天と地だ。

松本に人間力なんて求めるべき人間じゃないだろうが。

たけしは問題をたくさん起こして記者会見や初動対応に慣れていた、というのもあるかもしれないが。

これから後手後手で記者会見をして、取り戻せることが出来ればそれは松本人志史に残る名場面になるだろう。

しかし、記者会見までに今までの全てを注ぎ込んで考え、色々用意する必要などもちろんない。

それはきっと空回りになるし、アドリブ人間なんだから、何も考えずに記者の前に出て行けば良い。

でも、彼はもう以前とは別人の彼だから、出来なくてもしょうがない。

下手したら泣き出してしまったり、とても見るに耐えない会見になるかもしれない。

昔のたけしみたいな会場を支配するような会見はできないかもしれない。

だから、一人で出ていってはダメで、浜田と一緒に出てくれば良い。

事実無根にしろ、謝罪するにしろ、曖昧で分からないにしても、シンプルにさらけ出し、浜田に怒ってもらえばいい。

面倒くさそうにでてきて浜田にキレられたり、強気な態度だったけど実は結局やってましたと告白して「やってんのかい」とまた浜田にしばかれたり、松本が社会に対して出来るのはそんなさらけ出ししかない。

裁判の結果を待つなんて、それこそ娘にも見せられない、誰も望んでない松本人志の姿だ。

もし二人で会見して、茶化している、反省していない、と批判が来て二人とも干されたとしても、それでいいじゃないか。

ダウンタウンという大元の形さえ残れば、ライブをしたっていいし、ユーチューブだってあるんだから、彼らがやりたいお笑いはいくらでもやっていけるだろう。

裁判に勝つ勝たないじゃなくて、生で表に出て、本当に悪いことをしたと思うなら謝り、そうじゃないなら自分は間違ってないと肉声で伝え、二人でこの問題に区切りをつけるべきだ。

今まで築いてきたモノが崩れるなんて、そんなことを考えている方がよっぽどダサい。

大事なことさえ崩れなければそれでいいだろう。

二人ともいっぱい稼いでテレビ界に貢献したんだから、仕事がなくなるなんて屁でもないと思えばいい。

屁ではないから動きが鈍いんだろうけど。

だけど二人で会見して、二人で泣くみたいになったら最悪だ。

そこは浜田に頑張ってもらわないと。

松本は聖人君子ではない、檻の中のライオンである

松本はそもそも聖人君子ではないという意見を散見する。

社会的な地位があるんだから、聖人君子であろうがなかろうが、今回のスキャンダルが問題になるのは当然だが、確かに自分もそう思う。

ガキの使いの罰ゲームのふきやだって、鬼が自分以外のメンバーを打ち忘れた時は声を荒げて怒るのに、自分が打ち忘れられた時は、しれっと黙ってやり過ごしたり、そのセコさが良かった。

ガキの使いのトークだって、強くめちゃくちゃなことを言って浜田に白い目で見られ、客が引いているのを感じて、慌てて前言撤回したり、真逆のことを言って浜田にしばかれたりするのが、彼の味だった。

つまり、彼は思っていることを玉石混交で投げつけ、間違っていることは強烈に浜田に訂正される、その様を引っくるめて、他にいない、はみ出しちゃう芸人だった。

聖人君子でもなんでもない。

視聴者はライオンを檻の外から見ているような感じを楽しんでいたわけで、誰も松本に潔白さを求めてなどいなかった。

そもそもそこが原点なのに、いつしかセンスの塊、カリスマ、と世間で言われ、彼はどんどん大御所のような地位に上り詰めてしまった。

吉本が飼っていたが、いつしかそのライオンの管理を誰もきちんとやらなくなった。

本人も自分の世間での評価を自覚し始め、管理されたくない、と駄々をこね始めた、というか。

2025年の大阪万博のアンバサダーにもなった。

そういう社会的な地位が上がってしまったことである程度の聖人君子感が求められるのは不可避だが、本人も家族もできてそういった聖人君子感を自分から受け入れ、聖人君子寄りになろうとしていたことが、今回の問題への対処が出来ていない原因だと思う。

娘に働いてる姿を見せたいなどと家族の目を気にし、以前ほどはみ出すことを言わなくなったり、批判されることを嫌ってワイドナショーを降りたり。

大人としてとか、父としてとか、何かを守らなきゃ、などという意識が、彼の場合特にマイナスに働き、フットワークを重くさせ、思考を鈍らせているんじゃないか?

松本に限ったことじゃないだろうが、何かを守ろうとすることが実はより危険になったということはよくある。

彼に誰も強く言えない、言える人がいない、というのは彼にとって一番ダメな環境で、孤独でかわいそうと考えられなくもないが、それもこれも全て自分が望んだ結果なので、しょうがない。

周りも冷たい、とも言えるが。

仮に、松本が会見することが一方的な加害者の意見になる、という考えがあって松本が黙っているとしても、それは逃げだ。

これだけ週刊誌で被害者の声が大々的に載っているんだから、会見することは全く一方的じゃない。

もし会見しないんであれば、完全に松本が潔白だ、という前提だが、活動休止などせず、仕事をし続け、その度にこの件をネタにし続ければ良い。

そのケースに当てはまらないなら、やはり早々に会見するしかない。

時間が経てば経つほど、みんなどうでも良くなってくる。

もうちょっとなりかけている。

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