アカデミー賞でウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックを殴ったtという珍事に関して

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アカデミー賞でウィル・スミスが鉄拳制裁

プレゼンターのコメディアン、クリス・ロックがアカデミー賞の壇上でジョークを言いながらしゃべっている時、ウィル・スミスが壇上に上がっていきなり平手打ちでクリスの左頬を殴った。

これはなぜか?

それまで、クリスのジョークで会場は笑いに包まれていたが、クリスの次の発言でウィルは怒ったようだ。

クリス「Jada, I love ya, G.I. Jane 2, can’t wait to see it. All right?」

=「ジェイダ、愛してる。GIジェーン2も待ちきれない。そうだろ?」

ジェイダ(ジェイダ・ピンケット・スミス)とはウィル・スミスの奥さんで、「ドリームプラン」という映画の製作総指揮を務め、この作品に主演しているウィル・スミスが今回のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

つまり、この「ドリームプラン」はウィル夫妻で作ったものであり、夫婦で今回のアカデミー賞に出席していた。

ウィルのすぐ横にいる坊主頭の黒人女性が奥さんのジェイダだ。

「GIジェーン2」とはジェイダのことを指していて、坊主頭のジェイダのことを、「まるでGIジェーン(坊主の女性兵士の映画)のようだ」という意味を込めて、クリスはジョークを言ったのだ。

ちょっと分かりづらいので、この発言の前から、クリスが言っていたジョークを振り返る。

クリス「今夜一番しんどい思いをしているのが誰か分かる?ハビエル・バルデムだ。彼は奥さん(ペネロペ・クルス)と一緒にノミネートされている。もし彼女が受賞を逃したら、夫である彼が受賞することは出来ない。彼は、頼むからウィル・スミスが主演男優賞を受賞してくれ、と願ってる、神様お願いしますってね。」

という夫婦関係(奥さんの尻に敷かれている様な感じ)をネタにしたジョークを言った後に、上記の発言につながる。

会場は笑いに包まれているが、この流れでジェイダにも、「待ちきれないだろ?(ウィル・スミスが主演男優賞を受賞することを)GIジェーン2?」と投げかけ、事件は起こった。

最初は、ウィル・スミスも笑っていたが、その後クリスを殴りに行き、席に着いてからも「妻の名前を言うな!」と放送禁止用語を交えてクリスを罵った。

なぜ怒ったのか、というと、ジェイダは円形脱毛症であり、それは本人もオープンにしているものだが、クリスの言った「GIジェーン」という言葉が、ジェイダのそういった病気を馬鹿にしている、と思ったのだろう。

 

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ウィル・スミスは悪いのか、悪くないのか?

このジョークを言われた時、ウィルは笑っていたが、ジェイダは笑っておらず、少し渋い顔をしていた。

もしかしたらそれを見たウィルは、奥さんのために行動をしなければ、となって殴りに行ったのかもしれない。

自分(ウィル自身)も笑ってしまったし。

殴った後、ウィルは少しにやけているような感じが怖い。

殴られた後のクリスは意気消沈しながらも、「今日はテレビ界の歴史の中で偉大な夜だった。」と言って、また会場の笑いを誘っているのが、素敵だなと思った。

ギリギリのジョークを言うコメディアンも悪くないし、奥さんを守るウィルも悪くない、これが人間というものだ、と言えなくもない。

だけど、強いて言えば、ウィルは俳優なんだから、殴る、ということをせずに、言葉で返したら格好良かった。

ラッパーでもあるし、ラップで思い切りディするとか、いくらでも出来た。

「奥さんはこの世で一番強いGIジェーンで、クリスは奥さんに倒されるだろう」とか、言ったっていいし、殴るってなんて幼稚なんだろう、とも思う。

こんなに感情を抑えられない、幼稚な所があるから、ある意味人間的で、見ている者の共感を呼ぶ、ということはあるかもしれない。

デンゼル・ワシントンだったら、絶対に殴りに行かない、と思う。

ちなみに、この後ウィルは主演男優賞を受賞し、泣きながら喜びの弁を述べた後、「皆さんに謝りたい、良かったらまたオスカーに呼んでほしい。」とちょろっとだけ謝罪していた。

 

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