大谷のドジャース行きにはガッカリ、大谷は優勝狂か、無邪気な野球少年か。

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常勝軍団で本当にヒリヒリできるか?悪手のギャンブル

大谷のドジャース行きが決まった。

正直ガッカリした。

自分を喜ばすために大谷は存在しているわけではない。

しかし、事実上の生涯契約で、優勝候補常連のドジャースに骨を埋めるという、こんなに面白くないシナリオがあるか?

弱いエンゼルスをトラウトと引っ張り上げて優勝に導く、ということのほうがどれだけ彼にとってヒリヒリする9月を送れるか。

自分が見たいだけだから、自分のエゴでしかないが。

常勝軍団が優勝するのは普通のこと。

仮に大谷以外の主力が調子を崩して大谷の爆発的な活躍のお陰で、ドジャースを優勝に導いたならともかく、もし大谷が2023年を下回るそこそこの活躍で優勝してしまったら、何が面白い?

優勝メンバーに入れればそれで満足か?

大谷が入ったおかげで、ドジャースが球団史上初の何十連勝したり、大谷がいる10年間はずっとワールドシリーズを制覇し続けるなら、それはそれで面白い。

鬼に金棒すぎて、きっと全球団がドジャースを抑えにかかるから、ドジャースは悪として、全球団の敵になる。
しかし、きっとそこまでぶっちぎりでドジャースを引っ張ることは不可能だろう。

やれるならやってほしい、見れるなら見たい。

だけど中途半端じゃダメだ、ぶっちぎりじゃなきゃ。

中途半端な成績のまま、優勝しようがしまいが、何となくドジャースに居続ける、なんて見たくない。

そうなったら見なければいいだけの話だが、とんでもないギャンブルに悪手に出てしまった気がしてならない。

エンゼルスにいたときは、いくら大谷が活躍しても投手陣の崩壊で、何回もガッカリさせられ続けた。

先発のサンドバル、デトマーズは頼りない、リリーフのバリア、テペラ、ループ、ハーゲットは出さないで欲しいと思うし、守護神として確立しつつあったエステベスもオールスター後に崩壊した。

主力のトラウト、レンドンは故障で使いものにならず、ネトやモニアックなどの良い若手が台頭したものの、オホッピーなど野手陣も軒並み怪我続き、オールスター後に野手と投手を補強したが、それでも勝ちきれず連敗を重ねていった。

大谷だけでなく、ムーアやモニアックなど、もちろん良い選手もいたが、焼け石に水だった。

大谷の孤軍奮闘で、時にスカッとすることも多々あったが、後半戦は特にモヤモヤすることのほうが多かった。

それでも、そんなフラストレーションを抱えながらも、面白いドラマとして1年通して見ることができた。

シンプルに言えば、「何やってんだエンゼルス」ということに尽きるが、その中には、休まず出場し続けチームを引っ張る大谷の健気さや、ふてくされない相変わらずの大谷の紳士ぶり、もっと良いチームだったら大谷をポストシーズンで見れるのにというジレンマも含め、見応えのあるドラマがあった。

マイナスの環境だからこそ、大谷を中心とした群像劇が面白かった。

大谷も、自分がやらなければ、という思いが、良い記録につながる一つの要因になっていたんじゃないかとも思う

それがドジャースに行ったらどうだ?

ドジャースで比較的簡単にポストシーズンに行くより、エンゼルスでもがいてポストシーズンに行けなかった方がまだ面白い。

もちろん、エンゼルスでポストシーズンに行けたら、輪をかけてドラマチックになる。

それは見ているこっちにとっても、大谷自身にとっても、本当の意味でヒリヒリする9月になるんじゃないのか?

ドジャースなら優勝しなければならないが、エンゼルスなら行けなくて当然だし、行ったら倍に跳ね上がる。

そう考えると、非常に面白くなる可能性の狭い選択肢をとってしまったと思わずにいられない。

ドジャースにいれば優勝メンバーに加われる可能性は高いだろうけど。

大谷は優勝狂か、無邪気な野球少年か?

大谷は金で動かないと言う。

そうだとしたら、もともとドジャースが好きだったんだ、と理解するしかない。

ドジャースという、現在のメジャーで成績的にも伝統的にも最高峰のチームでプレーするという、子供の頃からの夢を叶えたかったんじゃないか?

実際、メジャーに挑戦する際は、ドジャースを目指していたんだろう。

だから、エンゼルスにいたときは、本当はもっと良いチームに行きたいのに、とずっと思いながらプレーしていたのかな、とも思う。

そんなフラストレーションを野球力に変換していたんじゃないのか

大谷は野球が好きだから、優勝したい、勝ちたいのはよく分かる。

でも、その勝ち方を間違えては行けないと思う。

勝つことが重要なんじゃなくて、いかに勝つかという方が重要だろうと、素人ながらに思ってしまう。

単に優勝することになんの意味がある?

エンゼルスが好きだから行かないで欲しい訳ではなく、単純にドラマとして面白くないと思ってしまう。

大谷は野球をするだけで、こっちを楽しませる、顔色を伺う必要などない。

しかし、大谷らしくない、悪く言ってしまえば、幼稚な、非情な選択でもある。

よく言えば無邪気で、その良い面を見ていただけなんだろう、今までは。

別に悪いことは何もしていないが。

大谷を少しでも理解しているつもりだったが、もともと自分は大谷のことを全然理解していなかったんだろう。

それとも、MVPを2年連続で受賞し、自分は価値があると勘違いし、自分を見失ってしまったのか。

WBCで言えば、アメリカ国籍を取得して世界一を目指すようなものじゃないのか?

いや、日本の投手陣を見て、これは優勝出来ると踏んだからたまたま日本から出ただけで、日本で優勝したかったわけじゃないのか?

彼はとにかく優勝したかった、優勝狂か?

アメリカが優勝確実となれば国籍を変更していたのか?

WBCは面白かったから文句などないが。

なにはともあれ、自分が描いていた大谷像は今回の移籍劇で完全に崩壊した。

どこか身近に感じていた大谷はもうどこかに行ってしまった。

というか、それは自分が勝手に感じていただけで、よく考えたらあんなに投打ともに休まず出場し続け結果を残し、愛想を振りまきながら紳士的に、アメリカ人と同等かそれ以上にナチュラルなコミュニケーションを取れる大谷は、日本人でもなければ、アメリカ人の規格にもおさまらない人間で、元々身近なんかじゃなかったんだろう。

たまたまこっちが応援できる条件に当てはまっていただけなんだ、きっと。

大谷は野球しているだけなのに、勝手に好きなったりそうじゃなくなったり、見ている側は自分勝手だ。

だから、こうすべきだ、なんて考えてもしょうがない。

大谷の思い描いている「勝ち」像にはガッカリしたし、まだ若いから、これから歩む道は成熟した分厚い勝ちにはほど遠いと思ってしまうが、それもこれもこっちの勝手な思い違いだ。

大谷は何も変わっていないんだろう、そう思うことにする。

大谷の活躍は今後も見たい、でもそれは今までの見方とは違う。

よほどの活躍をしてドジャースを優勝に導かない限り、白い目で見てしまう。

きっと、そこまで活躍できず何となく終わるんじゃないか、と思ってしまっている。

中身のない勝ちにそこまで体も心も、無意識レベルで本気になれないないんじゃないかと思う。

破格の年俸で、何もかも満たされた環境で、そこからさらに上を目指すなんて、どうモチベーションを持っていける?

いや、優勝狂の大谷ならやってのけるか。

ぜひ頑張って欲しい。

2023年を超えるめちゃくちゃな活躍じゃなきゃ、自分の溜飲は落ちない。

でも、頭の良い大谷なら、きっとそんな冷たい目線が来ることまで知ってて自分を追い込んでるんだろう。
いや、そんなことも考えてないか。

類まれなる無邪気な野球少年だ。

大谷に幸あれ。

追記:大谷とドジャースは同じ方向を向いている?

大谷がドジャースに移籍した理由は、ドジャースと大谷の意見が合致しているから、という話しを聞いた。

ドジャースはポストシーズンがネックで、大谷や山本を獲ったのは分かるが、大谷がそういうチームを優勝に導きたい理由がわからない。

繰り返しになるが、ポストシーズンに行けさえしないチームをポストシーズンに持っていったほうがよほどやりがいがあるだろう。

大谷はポストシーズンのような負けたら終わりの短期決戦が好きなのか?

優勝狂じゃなく短期決戦狂か?

WBCしかり、確かに負けたら終わりのようなトーナメントは格別に面白い。

こっちも狂うほど、間違いなくヒリヒリするだろうが、それはレギュラーシーズンを頑張ったご褒美のような気もする。

なので、ポストシーズンに行くのがほぼ確実なドジャースに行くのは、やはりイージーモードを選択してしまった気がしてならない。

その点エンゼルスにいたらベリーハードモードだ。

いや、ベリーハードどころか、風雲たけし城並みの無理ゲーかもしれない。

だから、エンゼルスに居続けろとは言わないが、せめてエンゼルスよりはポストシーズンに行く可能性が少し高いチームくらいにして欲しかった。

もしくは、このチームを勝たせたいというガツンとした理由があるチームに行って欲しかった。

もし後者で選ぶのであれば、エンゼルスしかない。

要するに、大谷がドジャースに行った理由は分からないままだ。

ドジャースと大谷、両者の意見が合致していると言われようが、だからそれはなぜ?と聞いたら誰も知らないんだろう。

モレノが大谷の提示した金額を飲まなかったから?

思い切り金で動いてるじゃないか。

楽しく野球やるのに10年で1000億も必要か?

それが理由だと言う人は、大谷は金で動くやつだと自分で言ってることに気づいていない。

エンゼルスは勝つ気がないから?

監督もネビンから、過去に2年連続でレンジャーズをワールドシリーズ進出に導いたワシントンが就任し、トラウトだっているし、レンドン大先生だっている。

野手やピッチャー陣も2A3Aから抜擢したり、ベテランを買ってきて補強したり、試行錯誤してポストシーズンにも行きかけた。

本当に勝つ気がないか?そんなことはない。
むしろ、前者も後者もエンゼルスしかないんじゃないか?

どっちも兼ね備えているとも言える。

だから、大谷がドジャースに行った理由は、とにかく優勝を経験したいから、もしくは単にドジャースが好きだから、伝統や野球環境も含め、と考えるのが妥当だ。

はたまた、エンゼルスに大谷がいるとローテーションなどうまく回らないから出ていって欲しい、と言われたならまだ分かる。

それら以外の理由は、おどろおどろしいものになってしまう。

みんな1000億って時給どれくらいだ?なんて下らない計算して、大谷をすごい人間だって崇めたつめて、自分が心に抱く違和感すら見えなくなってるんじゃないか、いや、見ないようにしてるのか、崇めてるのが楽だから。

実に日本人的だ。

そりゃすごい。

確かに、破格の年俸を提示させ、メジャーの行きたい球団どこにでも行ける選択肢を持てるほど、大谷が自身と、野球選手自体の価値を爆上げさせたのは、同じ日本人としての誇りだろう。

夢があるなんて言うが、別に並んでいる金額の大きさが見たいわけではない。

そんなものプレイに比べたらほぼどうでもいい。

大谷の今までの年俸は安くても、プレイは他の選手から頭一つ二つ、いやもっと飛び出ていた疑いようのない偉業で、それを金額の価値に換算してほしい訳じゃない。

年俸が安くても価値は変わらない、いやむしろ上述した通り、安いほうが面白い。

安いといっても日本の野球選手に比べたら破格だし、一般人にしたら一生遊んで暮らせる金額だが。

自信がなくなってきたから破格の年俸で契約してしまったのかな、とも思う。

でもそんなことでもなく、やっぱり大谷はドジャースが好きだったんだ、もしくは、ドジャースと優勝もどっちも好きだったのかも、と思うことにしよう。

そっちの方が可愛げがある。

誰か、大谷に理由を聞いてきてくれ。

コメント

  1. RY より:

    あんたの勝手な押し付けしやん
    6年もポストシーズンに進めないチームになんのメリットがあると?
    アホか?
    大谷翔平選手は最後の最後まで
    エンゼルスと交渉してたが
    エンゼルスがその提案に飲めなかったから
    エンゼルスから出たんや
    モレノが渋った結果や
    文句いうなら
    エンゼルスに言え
    というか弱小チームで優勝とか夢見すぎ
    現実を見ろ
    白い目でみたかったら勝手に見ろ
    お前の言ってること
    全部まとはずれやし

    • bluesoul より:

      全部まとはずれなのにわざわざ最後まで読んだあなたは偉人です。
      夢見る少女とお褒めのお言葉もいただきありがとうございます、恐縮です。
      なるほど、モレノが優勝させない狂で、大谷はその闘いに負けたんですね。
      モレノには自分からキツくお灸すえときます。
      白い目で見ないようには努力したいと思いますが、もし活躍がいまいちだったら見てしまう可能性があることだけはあらかじめご了承下さい。
      また、お言葉ですが、「白い目で見たいなら勝手に見ろ」というのは、大谷にとって失礼だと思います。
      白い目で見ようがない活躍を大谷がすればそれは不可能なので、あなたは大谷があまり活躍しないとでも思ってらっしゃんですか?
      自分ならまだしも、あなたのような熱烈な大谷ファンが、大谷を信じきれなくてどうするんですか?
      大谷はきっとやってくれますよ。
      もっと自信持って下さい。

  2. NN より:

    まず、大谷のMVPは2年連続ではありません。

    ドジャースは常勝だから、と言いますが常勝なのはレギュラーシーズンのみで、ポストシーズンのドジャースは勝てません。今年も最初のシリーズで3連敗しました。大谷はそんなチームをワールドシリーズ制覇に導きたいのです。

    fWARという指標をご存知だと思いますが、ポストシーズン進出にはチーム全員のfWARを足した時に約40ある事が必要です。大谷は過去3年投打での超人的な活躍でひとりで約10のfWARを稼ぎました。しかし大谷以外のエンゼルス選手のfWAR総計は20に届かず、よってポストシーズンに遥かに及ばなかった。MLBのレギュラーシーズンはよくマラソンに喩えられますが、より正確な比喩は駅伝であり、勝ち抜けの目標達成にひとりの選手が出来ることはどんなに頑張っても1/4に満たないのです。

    しかし、ポストシーズンは違います。今年のアドニスやハーパー、あるいは2009年の松井秀喜のように短期決戦ならではのお化けのような打撃スタッツが起こりえます。いわゆるスモールサンプルによる確変です。あるいはシャーザーとストラスバーグ、ランディジョンソンとシリング、はたまたバンバーガーのように一人か二人の圧倒的な先発投手の力がシリーズの行方を決める事もあります。大谷はワールドシリーズ7試合でホームラン5本、先発として2勝利、最終戦には抑えとして締める、と漫画のような活躍をするポテンシャルを秘めたMLB唯一の選手なのです。

    大谷にとって必要なのは彼をポストシーズンに連れて行けるチーム。そしてドジャースに必要なのはそのポストシーズンで圧倒的な活躍をするポテンシャルのある選手。まさに双方の思惑は合っている。